2009年11月27日
午前3時18分。
チビが、クーのもとへと旅立ちました。
14年と7ヶ月の猫生でした。
チビと出会ったのは、彼が生後1ヶ月の頃。
当時勤めていた会社の倉庫に、大きい猫に追いかけられて飛び込んできた。
そのまま、商品棚の隙間にもぐりこみ、行方不明に。
営業のおっちゃん達が出払ってから、仕事サボって探しまわる。
どこを探しても見つからない。
もうあきらめようかと思ったけれど、ためしに猫語で呼びかけてみた。
「にゃお~ん、にゃお~ん。」
「・・・・・。」
「にゃ~ん、にゃ~ん!」
「・・・・・。」
「にゃにゃ~?」
「・・・・・にゃ。」
消え入りそうな声が聞こえた!
捜索再開!!
子猫発見!!!
小さくなってふるえる子猫を抱き上げ、連れて帰ると即決。
帰宅後、体を拭いて、身体検査。
ガリガリに痩せていて、心なしか毛が薄い?
でも、瞳が大きくて、愛らしいことこの上ない~。
病院へは、次の日に連れて行くことにしていたので、
とりあえず、クーちゃんとは別室に隔離。
ベッドとトイレを用意して、さてお食事を。
待ってましたとばかりに、がっつく!!
おチビのくせに、食べる食べる~しかも早い(笑)
次の日、獣医さんで診察。
特に問題もなく、毛が薄いのは栄養失調とのことで、
これからきちんと食事をすればOK。
クー(当時2歳)との初顔合わせはどうだったかな?
あんまり昔のことで覚えてないや(汗)
とにかく、食事の時が大変で。
おチビちゃん、食べるのがとんでもなく早くて、
あっという間に自分の分を平らげて、
クーの分を狙いにいくから、目が離せない。
クーは、とられても怒りもしないし。
たくさん食べて、すくすく育ったチビちゃんは、
3ヶ月ほどで、クーとほぼ同じ体重になり、
先生のおっしゃったように、きれいな茶トラ模様になりました。
いろいろな思い出が、ぐるぐる回る。
いろんなことがありすぎて、思い出せないこともあるかもしれない。
でも、チビのことは絶対に忘れない。
怖がりで、お客さん大嫌いだったけれど、
おっとりしていて、優しかったチビ。
私の腕まくらで寝るのが好きだったチビ。
最後の夜も、一緒に手をつないで眠ったね。
チビは、逝ってしまう間際、隣で寝こけてた私を、
ちゃんと起こしてくれたね。
私の手に触れていた足をピクピクと動かした後、
短く3回息を吐いた。
午前3時18分。
水槽の濾過装置の水音だけが流れる。
あかねは、私の足元で爆睡してた。
チビちゃん、たくさんの思い出を、愛を、
ありがとう。
ずっと愛してる。
クーさんへ。
チビがそちらへ向かいました。
早すぎると、お怒りでしょうか?
私の力不足です。申し訳ない。
どうぞ、迷わないように
迎えに来てやってください。
よろしくお願いします。